JOCVとしてバングラデシュの   クスティアで活動中 :)        CANならDO!!やってやるって!!
by saekoeda
2010.12.7-11
2010.12.7 ~170日目~


日本大使館での開発援助勉強会に参加しました。
今回の勉強会のテーマは 「バングラデシュにおける初等教育の展望」 でした。
JOCVだけではなく、JICA職員の方や大使館職員の方、技術支援プロジェクトの専門家の方、日本人学校の先生、NGO職員の方たちが参加していました。


勉強会の内容は、
・バングラデシュの初等教育の概要 (ドロップアウト率など初等教育の現状と課題について)
・第3次初等教育セクター開発計画 (7月から開始されるJICAのプロジェクトについて)
・日本の対バングラデシュ初等教育協力 (JICAとJOCV等が連携しながら行うプロジェクトや支援について)
というものでした。

内容も勉強になりましたが、それ以上に、さまざまな立場の方たちから意見を聞けたことが、今回の勉強会での大きな収穫でした。


さまざまな立場にいる方が、教育の 「質」 改善に求められていることを挙げていきました。
教師の数、教師の資質・能力の向上、教師の信頼・地位の向上、そのための教師の待遇改善・昇進制度の確立などなど…
ほとんどが 「教師」 に関わるものでした。

そのような中で、PTIに配属されている私がトレイニー (PTIで研修を受けている教師たち) に伝えられることはなんだろうか。



また、 「日本」 の対バングラデシュ初等教育協力の一員であることを強く認識させられました。
最近は、現場に入っていて 「本当に必要なんだろうか?」 「必要とされているんだろうか?」 と考える日々が続いていました。
現場に入っている私たちに変えられることは限られています。
トレイニーたちに伝わって、授業が少しずつでも良くなってくれると信じて活動するしかありません。
ましてや、教科書やカリキュラムがこうなれば良いのに…とか、PTIの授業のシステムがこうなれば良いのに…なんてことは、私たちにどうすることもできません。

しかし、現場の様子を知っていることは、技術支援プロジェクトにも大きく影響しているのだと感じました。
マクロな視点から初等教育の課題をとらえ、改善しようとしている方たちに、ミクロな視点から見える課題を伝えることはとても重要なことだと実感しました。



あとは、もっともっとトレイニーやインストラクターバングラデシュの初等教育の良い点・可能性を見つけていこうと思いました。





2010.12.9-11 ~172-5日目~

PTI隊員のミーティング…本当は9日だけで終わる予定でしたが、3日間にわたりました。
今回はPTI隊員が開催するワークショップについてのミーティングでした。
普段はそれぞれのPTIでそれぞれの活動している9名の隊員ですが、せっかく9名もいるのだからチームとしてできる活動をしようというものです。

隊員が配属されているひとつのPTIにみんなで行き、4日から5日のプログラムで 「子ども中心の授業」 をテーマにワークショップを開催します。
おおまかに言うと…ワークショップ開催の背景 (バングラデシュの初等教育の課題) や 「子ども中心の授業」 とは何か、授業案の作り方などを説明した後に、事前にみっちりと仕込んだトレイニーにモデル授業を行ってもらい、さらにはトレイニーたちにも授業案を作成してもらう、といった内容になっています。


本来は11月末に開催予定だったのですが、急にトレイニーが増員し、それに影響されて試験日程の変更があり…ということで、1月末の開催までに延期してしまいました。
なので、私はまだこのワークショップを経験したことがありません。
さらに言うと、現在いるPTI隊員のうちこのワークショップを経験した隊員は半数もいないのです。
さらにさらに言うと、ワークショップを経験している心強い先輩隊員2名は今年の3月に任期を終えて帰国してしまうのです。。。



先輩達が作り上げてくれたワークショップですが、それをそのまま行っても良いのか、自分達のワークショップにできるのか等の声が上がり、今回 「モデル授業で行う単元を変えよう」 ということになりました。

今回モデル授業の単元に選んだのは 「2位数+1位数の繰り上がりのある足し算」 です。
これが、 「10のまとまり」 という概念がないバングラデシュの教育においては、もう大変なんです!!!!!!

例えば…
「18」 という数字は計算の場合によっては、私たちの頭の中で、 「10」 と 「8」 に分解されるのですが、どうやら 「18」 という数字は 「18」 でしかないようです。
「18+6」 という計算をする場合、日本の教え方だと 「6」 を 「2」 と 「4」 分解して、「18+2=20」 となって、 「20+4=24」 といった具合になるのですが、 「18」 からスタート (基準に) して 「19、20、21、22、23、24…24!」 といった具合に 「6」 を加算していくようです。


それだけではなく、既習事項をどのぐらい理解しているのか分からなかったり、どんなところでつまづくか予測不可能だったりと、とにかく不安要素がたくさんあります。



「10のまとまり」 をしっかりと伝える、言わば "数学的" な考えに重点を置いた指導案であるべきか。
授業の流れ (前時の復習→課題把握→問題解決→まとめ) や 開かれた質問 (どうして? どうやって?等) の質問が含まれている等の"ワークショップ的な?" 考えに重点を置いた指導案であるべきか。

ここが今回のミーティングでの大きなポイントだったと思います。


結局は後者の方を優先にしました。
そのために、ワークショップのモデル授業の中では採用されなかった部分もあったのですが、これは自分のPTIの授業の中でぜひ活かしていきたいと思います。
それぐらい一生懸命みんなで考えたし、質の高い議論が繰り広げられたのではないかと思います。

それにしても、この3日間で 「繰り上がりの足し算に」 ついて考えたのは、世界中でも私たちぐらいなんじゃないだろうか、というぐらい、もう頑張りました (笑)

「こんなに頑張ったからこそワークショップを良いものにしたい、成功させたい!!」 と思えたので、自分達でモデル授業を一から考えて本当に良かったと思います。



PTI隊員の皆さん、本当に本当に3日間お疲れ様でした!!!!!!!!



写真もなく文字だらけですみません。
とりあえず、こんな感じです。
久しぶりに頭使ったーーー!
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by saekoeda | 2010-12-14 00:43
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